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経理の仕事を効率化する9つの方法|今日からできる時短術

経理の仕事効率化は、個人の工夫・ツール活用・経理BPOの3手段を業務の性質で使い分けることが近道です。今日からできる工夫からBPOまで9つの方法を2026年9月時点の情報で解説します。

経理の仕事を効率化する9つの方法|今日からできる時短術

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経理の仕事を効率化するには、個人の工夫・クラウド会計などのツール活用・経理BPOという3つの手段を、業務の性質に応じて使い分けることが近道です。全部を一度に変える必要はなく、費用がかからない工夫から着手し、効果を見ながら手段を広げると失敗しにくくなります。今日からできる工夫からBPOまで、9つの方法を解説します。

この記事は、経理の仕事に時間がかかりすぎていると感じている中小企業の経営者・管理部門責任者、経理担当者向けです。

※ 2026年9月時点の情報です。

この記事でわかること

  • 経理の仕事が非効率になる原因
  • 今日からできる個人の工夫5つ
  • ツールと経理BPOという2つの手段
  • 効率化を仕組みとして定着させるコツ

経理の仕事効率化とは?対象業務と得られる効果

経理の仕事効率化とは、記帳・請求書発行・経費精算・支払い処理といった日々の業務にかかる時間を、工夫や仕組みの見直しで減らす取り組みです。

経理の仕事効率化とは、担当者の作業時間を短縮しながら、ミスの少なさと月次決算のスピードを両立させる取り組みを指します。個人の工夫からツール導入、外部委託まで手段の幅は広いです。

Sansan株式会社が2024年3月28日に公表した「経理の人手不足に関する実態調査」(経理担当者1,000名対象)があります。経理の人手不足を感じている割合は50.1%、そのうち85.2%が「深刻」と回答しています。人手が増えにくい以上、1人あたりの仕事を効率化する発想が欠かせません。

効果は時間短縮だけではありません。確認漏れの減少や、担当者が急に休んでも業務が止まらない体制づくりにもつながります。対象になる業務は幅広く、記帳・請求書発行・経費精算・支払い処理・月次決算のどこからでも着手できます。

効率化を後回しにすると、月次決算の数字が経営判断に間に合わなくなったり、繁忙期にミスが増えたりする悪影響が積み重なります。着手が早いほど、選べる手段の幅も広がります。逆に、業務量が限界を超えてから対応を始めると、個人の工夫だけでは追いつかず、選択肢が限られてしまいます。

経理の仕事が非効率になる原因を切り分ける

経理の仕事が非効率になる原因は、手作業の多さ・属人化・確認待ち・業務量の偏りの4つに集約されます。

株式会社ミロク情報サービスのMJS税経システム研究所が2024年6月に経理担当者362名を対象に実施した「中小企業の経理担当者の働き方&実務の困りごと実態調査」があります。仕事の悩みで最も多かった回答は「業務の属人化」で50.0%、次いで「業務量の多さ」が32.0%でした。

原因が違えば効く方法も変わります。手作業が多いならツール導入、属人化が原因ならマニュアル化が先です。原因を切り分けずに手段だけ決めると、効果が出ないまま終わってしまいます。業務量の偏りが原因なら、繁忙期だけ外部の手を借りる方法も選択肢に入ります。

確認待ちも見落とされがちな原因です。承認者が1人しかいない体制だと、その人が不在のときに処理が止まります。承認の権限を複数人に分散させるだけでも、待ち時間はかなり減ります。属人化の解消手順は経理の属人化を解消する5つの方法で詳しく整理しています。

4つの原因は重なって発生することも多く、手作業が多いせいで特定の担当者しか処理できず、結果として属人化するという連鎖もよくあります。原因を1つずつ書き出してから対応順を決めると、手戻りを防げます。

原因の切り分けは、1週間分の作業をすべて書き出すことから始めると進めやすくなります。書き出してみると、判断が不要なのに手作業のまま残っている業務や、特定の担当者しか対応できない業務が意外に多いことに気づきます。

Service経理BPO・記帳代行記帳・請求・支払・給与を、実務ごと引き受けます。同じシステムを自社で使う形もお選びいただけます。

今日からできる経理の仕事効率化5つ(個人の工夫)

今日からできる経理の仕事効率化は、入力順序の固定やショートカット活用など、費用をかけずに始められる工夫です。

経理の仕事を効率化する5つの工夫: 入力順序を固定してまとめて処理する、ショートカット・辞書登録を使う、確認のタイミングを決めておく、紙の書類をその場でデータ化する、月内に前倒しできる作業を洗い出す
経理の仕事を効率化する5つの工夫

第一に、入力作業をまとめて処理することです。細切れに対応すると集中が途切れるため、決まった時間にまとめて入力すると速くなります。

第二に、ショートカットキーや変換辞書への単語登録です。取引先名や勘定科目をあらかじめ登録しておくだけで、入力時間を確実に縮められます。

第三に、確認のタイミングをあらかじめ決めておくことです。都度確認をやめて区切りごとにまとめて確認すると、集中の途切れを防げます。

第四に、紙の書類を受け取った時点でスマートフォンで撮影し、データ化しておくことです。あとでまとめて処理しようとすると、書類が積み上がって余計に時間がかかります。

第五に、月内で前倒しできる作業を洗い出すことです。月末に集中しがちな確認作業の一部を、週次で分散させるだけでも繁忙感が和らぎます。

5つとも初期費用はかかりません。まずは1つだけ試して効果を体感してから、他の工夫にも広げる進め方が続けやすいです。全部を同時に変えようとすると、どの工夫が効いたのか分からなくなってしまいます。

私も経理担当者から相談を受ける中で、入力順序を固定しただけで月末の残業が減ったという声を何度も聞いてきました。地味でも積み重なると確実に効くのが、個人の工夫の強みです。

ツールを使った経理の仕事効率化3つ

ツールを使った経理の仕事効率化は、クラウド会計・経費精算システム・RPA/AI-OCRの3領域に分かれます。

関連する内容として経理効率化の事例4選|方法別のポイントと進め方も公開しています。

関連する内容として店舗の事務作業をAIで効率化する5つの方法も公開しています。

ツールで効率化できる3つの領域: クラウド会計による入力の自動化、経費精算システムによる申請・承認の効率化、RPA・AI-OCRによる転記の自動化
ツールで効率化できる3つの領域
領域 できること 向いている業務
クラウド会計 銀行・カード明細の自動取込 記帳・仕訳
経費精算システム 撮影申請とスマホ承認 経費精算
RPA・AI-OCR 転記作業の自動実行 請求書処理・入力

クラウド会計は、明細の自動取込と仕訳候補の提示で入力作業そのものを減らします。具体的な進め方は経理の自動化はエクセルでどこまで可能?限界と移行の4ステップでも扱っています。

経費精算システムは、紙の提出と押印にかかっていた時間をなくします。申請から承認までスマートフォンで完結するため、承認者が出社しなくても止まりません。

RPA・AI-OCRは、請求書や納品書の転記作業を自動化します。仕訳自動化の具体的な手順は仕訳の自動化方法とは?中小企業ができる4つのステップで解説しています。

ツール選びに迷う場合は経理効率化システムの選び方|比較軸5つと失敗しない導入手順が参考になります。

3領域は同時に導入する必要はなく、入力・申請・転記のうち最も時間を取られている領域から着手するのが現実的です。既存の会計ソフトと連携できるかどうかは、選定時に必ず確認してください。連携できないツールを選ぶと、結局は手作業でのデータ移し替えが残ってしまいます。

ツール導入は効果が出るまでに1〜2か月ほどかかることが一般的です。個人の工夫と違って初期費用や月額費用が発生するため、まず無料トライアルで自社の業務に合うか確かめてから本導入する進め方が安全です。

業務量そのものを減らす経理BPOという選択肢

経理BPOは、記帳や月次決算といった業務そのものを外部の専門会社に任せ、業務量を根本から減らす選択肢です。

個人の工夫やツール導入は、あくまで今ある業務量を前提にした効率化です。業務量そのものが多すぎる場合は、工夫やツールだけでは追いつきません。その場合に有効なのが、業務ごと外部委託する経理BPOです。

私たちは補助金を使った会計ソフト・受発注ソフトの導入支援を手がけています。中小企業が経理業務のどこでつまずくかを、申請の現場で数多く見てきました。ツール導入だけでは解決しない業務量の多さが、つまずきの主な原因になっています。

経理BPOの基本的な仕組みと費用相場は経理BPOとは?メリット3つと費用相場をわかりやすく解説で解説しています。全部を任せる必要はなく、記帳だけ・月次決算だけといった部分委託から始める進め方もあります。

部分委託から始めると、社内には確認と承認の役割だけを残し、実作業は委託先に任せる分担にできます。採用や教育の負担なく体制を整えられることが、個人の工夫やツール導入にはない経理BPOの強みです。繁忙期だけスポットで依頼できる委託先もあるため、通年ではなく季節的な業務量の偏りにも対応しやすくなります。

私たちセブンセンシズは、2020年3月の創業以来、大阪市東成区を拠点に中小企業の集客とバックオフィス支援に携わってきました。MEO運用サービス「G-ran」では通算3,200店舗以上を運用しており、人手が限られる会社ほど経理の仕事が後回しになりやすい実態を数多く見てきました。自社にどの手段が合うか迷う場合は、経理BPOの無料相談で相談することもできます。

経理の仕事効率化を進めるときの注意点

経理の仕事効率化で失敗しやすいのは、全業務を一度に効率化しようとしたり、属人化を残したままツールだけ導入したりするケースです。

関連する内容はエクセル経理の効率化のコツ7選でも扱っています。

経理の仕事効率化のNGとOK: NG例は全業務を一度に効率化しようとする・属人化を残したままツールだけ導入する・効果を測らず次の施策に移る・現場に周知せず新システムを始める、OK例は時間がかかる業務から着手する・属人化解消とセットで進める・導入後の時間を数値で比較する・移行期間を区切って周知する
経理の仕事効率化のNGとOK
注意: 属人化を残したままの効率化はNG
特定の担当者しか手順を把握していない状態でツールだけ導入すると、担当者の不在時にかえって業務が止まりやすくなります。

効果を測らないまま次の施策に移るのもNGパターンです。どれだけ時間が減ったかを数値で確認しないと、次にどの手段へ進むべきか判断できません。

現場への周知不足も見落とされがちな失敗要因です。新しいシステムを始める際は、旧方式の受付終了日をあらかじめ区切っておくと、並行運用が長引きません。

自社の経理のどこに時間がかかっているかは、経理の現状分析(無料)からご相談いただけます。ご契約を前提としたご案内ではありません。

経理の仕事効率化を仕組みとして定着させるコツ

経理の仕事効率化を定着させるコツは、効果を定期的に測り、業務量が変わるたびに手段を見直すことです。

一度効率化しても、取引量や制度変更で業務量は変わります。月に一度、作業時間の変化を振り返る場を設けるだけで、効率化が一過性で終わりにくくなります。振り返りの場では、個人の工夫で足りているか、ツールを増やすべきか、BPOへ切り替える時期かを確認します。

担当者1人の判断だけで進めると、繁忙期に元のやり方へ戻される揺り戻しが起きやすくなります。経営者や他部署にも定期的に状況を共有し、次の一手を一緒に決める体制にしておくと、効率化の効果が積み上がりやすくなります。

月次の振り返りとは別に、四半期に一度は業務量そのものの棚卸しがおすすめです。個人の工夫やツールだけで足りるか、BPOへ切り替えるべきかの判断材料になります。インボイスや電子帳簿保存法のような制度変更の直後は、業務量が想定より増えていないかの確認どころです。

効率化の記録を残しておくことも定着のコツです。何をいつ変えて、作業時間がどれだけ減ったかを簡単にメモしておくと、担当者が交代しても取り組みが引き継がれます。

よくある質問

経理の仕事を効率化する方法にはどんなものがありますか?

個人の工夫・クラウド会計やRPAなどのツール活用・経理BPOの3つに大別されます。

経理の仕事効率化はまず何から始めればいいですか?

費用がかからない個人の工夫から着手し、効果を見ながらツール導入へ広げるのが安全です。

経理の仕事効率化にツール導入は必須ですか?

必須ではありません。業務フローの見直しだけで時間が減るケースもあります。

経理の仕事効率化で失敗しやすいのはどんなケースですか?

全業務を一度に効率化しようとしたり、属人化を残したまま進めたりするケースです。

経理BPOも仕事効率化の方法に含まれますか?

含まれます。業務ごと外部委託することで、業務量そのものを減らせます。

経理の仕事効率化の効果はいつ実感できますか?

個人の工夫は即日、ツール導入は1〜2か月ほどで実感しやすい傾向です。

まとめ: できることから積み上げるのが経理の仕事効率化の近道

経理の仕事効率化に唯一の正解はなく、個人の工夫・ツール活用・経理BPOを業務の性質に応じて組み合わせることが出発点です。全部を一度に変える必要はありません。

まずは時間がかかっている業務の洗い出しから。費用がかからない工夫から着手してください。属人化を残したまま進めると、どの手段でも効果が半減します。業務量が変わるたびに手段を見直す前提で進めると、効果が長続きします。

自社だけで進め方を判断しにくい場合は、経理BPOの無料相談で、業務量に応じた効率化の範囲を相談することもできます。

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